侍ジャパンがMLBオールスターチームにノーヒットノーランの快挙

文:日本語校閲サービス【JP-PRO】

日本が快挙!初の無安打無得点!則本5回完全から西→牧田→西野s

SAMURAI JAPAN


日本プロ野球の代表チーム「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが対戦する2014SUZUKI日米野球が開催されている。15日に行われたその3戦目で日本代表は、なんと日米野球史上、そして日本代表としては初めてとなるノーヒットノーラン(無安打無得点)試合を達成し、MLBオールスターチームを4-0で撃破した。

先発の則本昂大(23)(楽天)が5回までパーフェクトに封じると、6、7回はオリックスの西勇輝(24)、8回は西武の牧田和久(30)、そして最終回はロッテの西野勇士(23)がそれぞれ無安打投球を成し遂げ、ノーヒットノーランリレーを完成させた。

お立ち台にはヒーロー4人が並び、先発の則本は「出来過ぎ。人生最高のピッチングができました!」と喜びを声にした。

パワーヒッターがずらりと並ぶメジャー打線を前に、真っ向から立ち向かった。日米野球では80球という球数制限があることもあり、則本は初回からフルスロットル。2回には自己最速となる155キロを計測、5回をわずか60球で片付けた。

2番手の西は12年のソフトバンク戦、小久保監督の引退試合でノーヒットノーランを達成したが、「自分1人で達成したときより緊張した」という。

最終回に向けて期待感が高まるとともに重圧がのしかかってくる。8、9回をまかされた2人はブルペンで待機中の心境を聞かれ、牧田は「吐きそうでした」と苦笑い。西野も「(自分より前に)ヒットが出てくれないかと思っていた」と本音を漏らした。

日米野球は1908年に第1回大会が開催されてから100年が経つ。今回初めてノーヒットノーランを日本代表に達成されたことについて、ファレル監督は「それぞれ違ったタイプのピッチャーが出てきて、完璧に抑えられた」と完敗を認めた。侍ジャパンの4投手相手にパワー自慢の打者たちが次々と倒れていき、最後の打者となった4番・モーノーは「いい投球をされたよ」と肩をすくめるしかなかった。

今大会は全部で5試合が組まれたがここまでの3試合でなんと日本代表が3連勝。すでに日本の勝ち越しが決定した。時差ぼけや長すぎた休暇など打線の不振については様々な要因が考えられるが、ベン・ゾブリスト内野手(レイズ)は「簡単に答えられるようなものではない」とコメントする。第4戦に向けては「とにかくバットを振っていくしかない」と語った。

第4戦の先発予定は阪神の藤浪晋太郎投手だ。「藤浪と対戦出来るラインナップを用意するつもりだ。彼も他と同様、手強い投手だということは理解している」とジョン・ファレル監督は今年2年目の20歳投手を警戒する。「注意深く研究し、コーチ陣と協議して藤浪に対抗できる打線を組もうと思う。我々にとってはタフなチャレンジになることはわかっている」とも語っている。「我々に修正が必要なのかはわからない。全ての打席で戦うしかない」

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