ボジョレ・ヌーボーが20日に解禁、全国各地でイベント開催

文:日本語校閲サービス【JP-PRO】

ボジョレ解禁「豊かな味わい」アピール

日刊スポーツ


フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」が20日午前0時に解禁された。円安で輸入価格は上昇傾向にあるが、大手小売りや専門店は品質のよい商品を中心に消費者にアピールしていくという。

フランス食品振興会によると、今年のワインの品質は、当たり年とされる2005年や09年と比べると、「ひけを取らない果実味豊かな味わい」とのこと。

アサヒグループホールディングスの推計によると、今年のボジョレの総輸入量は昨年比で8%減となる見通し。消費税増税による景気の低迷や、あるいは円安による輸入価格の上昇が理由として考えられる。

ワイン大手のサントリーワインインターナショナルは、主要商品の価格を据え置くという。仕入れ価格はやはり上昇したが、物流費を削減し、味わいと価格に敏感な消費者に配慮するとしている。

また、ボジョレ・ヌーボーの最安値競争にも各社が火花を散らしている。ドン・キホーテは500ミリリットルボトルで消費税抜き価格500円に設定し、大手チェーンストアで5年連続の最安値だ。

イオンのボジョレ・ヌーボーはプライベートブランドのトップバリュで750ミリリットルの価格を消費税込み950円から1980円までそろえた。また、西友は750ミリリットルで最低価格を消費税抜き870円に設定。イオンのボジョレは税抜き価格でいうと880円ほどだから西友が一歩リードしている。

しかしイオンはトップバリュベストプライスという低価格プライベートブランド商品の価格を20日解禁日に発表する予定でサプライズ価格が飛び出す可能性もある。

ボジョレ商戦ではイオン、西友、ドンキが最安値合戦を繰り広げてきたが、この5年間ではドンキが最安値を維持している。現在の所、ドンキが圧勝、それに続き西友がイオンをわずかにリードしている。

さて、イオンの「ベストプライス」ブランドが勝負を決する。結果は店舗で価格を確認して知ることになる。

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