うどん県でもコーヒーブーム到来

文:日本語校閲サービス【JP-PRO】

うどん県でもコーヒー

四国新聞社


第3の波が訪れて注目のコーヒーだが、「うどん県」で有名な香川県でもコーヒーの波が到来している。コンビニコーヒーのブームとともに、本格的なコーヒー店も県内に続々とオープンしている。そして、なんと香川県民の生活の一部ともなっているうどん店でもコーヒーを提供する店が増えているというのだ。

高松市南新町にある「たも屋女道場」では、午後2時から3時半まで、コーヒーやじゅーすをサービスする。うどんを食べたあとに喫茶店やカフェに立ち寄ることも多いことから、「それならうちの店でゆっくりしてもらおう」ということで発案した。お店の近くにあるオフィスなどで働く女性の利用が多く、このサービスを導入したことでお客さんが2割も増えたという。

同市東山崎町にある「こだわり麺や」フレスポ高松店やフジグラン丸亀店もまた、朝の8時半から10時半までと、午後2時から3時までのあいだコーヒーを提供する。挽いた豆にもこだわり、さらにBGMにジャズを流すなど喫茶店のようだ。フレスポ高松店を利用した大学生は「大学の講義前によく利用する。落ち着けてうれしい」と話している。

チェーン店のみならず、個人経営のうどん店でも同様のサービスがはじまっている。高松市三谷町にある、田んぼや池に囲まれたお店「無題庵」でもコーヒーや紅茶をサービスする。「こんな片田舎まで来てもらった人に感謝の気持を」。丁寧に手入れされた庭を長めながら1時間以上もくつろぐお客さんもいるそうだ。

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