「はやぶさ2」の打ち上げ成功、3億キロ離れた小惑星に向けて出発

文:日本語校閲サービス【JP-PRO】

[はやぶさ2」3回目で打ち上げ

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3日午後1時22分、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機を種子島にある宇宙センターから打ち上げた。3時過ぎには探査機が予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

当初は11月20日の打ち上げ予定だったが、気象条件によって2度延期された。

はやぶさ2は、世界で初めて小惑星から試料を回収するサンプルリターンに成功した「はやぶさ」の後継機だ。はやぶさ2は、地球から3億キロ離れた小惑星「1999JU3」を目指す。小惑星からは、水や有機物を含むとみられる岩石を採取する計画で、太陽系や生命の起源に迫ることが期待されている。金属の塊をぶつけて人工のクレーターをつくることで物質を採取する、新しい「インパクタ」と呼ばれる衝突装置が開発された。小惑星の内部にある新鮮な物質を採取できるという。

はやぶさ2が小惑星に到着するのは2018年夏ごろを予定している。試料採取や調査を終えたはやぶさ2は、2020年末に地球に帰還する。

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