読売新聞
その年の世相を反映し話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」の今年の結果が１日に発表された。年間大賞には女性お笑いコンビの日本エレキテル連合がコントでつかうフレーズ「ダメよ～ダメダメ」と、日本の安全に重大な影響を及ぼすおそれがある場合に限った行使容認が閣議決定された「集団的自衛権」が選ばれた。
東京都千代田区で開催された表彰式で、日本エレキテル連合は「今年だけと言わず来年も使い続けてくれなきゃ」「ダメよ～ダメダメ」と掛けあいを披露して会場を沸かせた。
このほかトップテンには、ゲームソフト、漫画、そしてテレビアニメによるクロスメディア展開で大人気となった「妖怪ウォッチ」、ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」の主題歌の邦題「ありのままで」、乱用者による事故が相次いだことで危険性を周知するために名称が変更された「危険ドラッグ」、またソチ五輪のスキージャンプで４１歳でメダルを獲得した葛西紀明選手らを賞賛する言葉「レジェンド」などが選出された。
２０１４トップテン一覧は以下の通り。
・「ありのままで」：ディズニー『アナと雪の女王』チーム
・「カープ女子」：漫画『球界ラヴァーズ』の作者石田敦子さん、「カープ女子」神3(スリー)と呼ばれる大井智保子さん、古田ちさこさん、天野恵さん
・「壁ドン」：映画『L♡DK』
・「危険ドラッグ」：元国家公安委員長の古屋圭司さん
・「ごきげんよう」：美輪明宏さん
・「マタハラ」：「働く女性とマタニティ・ハラスメント」の著者、杉浦浩美さん
・「妖怪ウォッチ」：妖怪ウォッチ クリエイティブプロデューサー／企画・シナリオ原案、日野晃博さん
・「レジェンド」：スキージャンプ競技におけるレジェンド、葛西紀明さん、ゴルフ界のレジェンド、青木功さん、球界のレジェンド鉄人左腕投手、山本昌広さん